2009年12月16日

絶対欲しい!!!



MINI.jpg

英国生まれの「MINI」(ミニ)が8月26日、50歳を派手に祝った。コンセプトモデル「MINI Coupe Concept(ミニ・クーペ・コンセプト)」を、フランクフルト・モーターショーで世界初公開すると発表したのだ。あえてツーシーターに狭め、ドライビングプレジャーを限界まで追求した「第4のMINI」はもう移動ツールじゃない。快楽ギアだ。

 ちょうど50年前の1959年8月26日、「Morris Mini Minor(モーリス・ミニ・マイナー)」が初めて公の場でお披露目され、「MINI」ブランドの歴史が始まった。その記念すべき日を、発表の日に選んだことからも、「MINI Coupe Concept」が並ならぬ期待を担っていることがうかがえる。




MINI2.jpg


「MINI」ファミリーには大きく分けて、通常モデルの「MINI」、ステーションワゴンの「MINI Clubman(クラブマン)」、オープンカーの「MINI Convertible(コンバーチブル)」という、ボディータイプの異なる3モデルがある。ボディータイプが違うだけではなく、それぞれのキャラクターも異なっていて、もし実際に発売されれば、クーペはこれらに連なる「第4のMINI」となるわけだ。

 3兄弟に劣らず、クーペは我が強そうだ。削り込まれた2シーターのフォルムからは、ドライビングプレジャー至上主義がほとばしる。



MINI Coupe Concept(ミニ クーペ コンセプト)
 低く流したルーフライン、張り出し感のあるトランク部はまごうことなき、クーペのたたずまい。人なつっこいラウンドフォルムが伝統だった「MINI」の本質は受け継ぎつつも、ルーフ後端部のスポイラーに象徴されるクーペらしいパーツがコンパクト・スポーツカーとしての居場所を主張してやまない。



MINI3.jpg


キビキビした小回りが「MINI」の身上とされてきたが、フロントウインドーが既存3モデルよりも深く傾き、ロワー・エアインテークが大口を開けたクーペの肢体からはスリリングな走りの予感を抱かせる。コンパクトで屈強な低い構えは、スポーツマシンとしての名乗りを無言の裡に済ませている。

 それでも、6角形のラジエーターグリルと、大径の丸型ヘッドライトは、「MINI」ファミリーの遺伝子をはっきり示すエンジンフード上にラジエーターグリルまで伸びる2本のストライプは、モンテカルロ・ラリーを筆頭に歴代「MINI」が戦ったレースの記憶を呼び覚ます。



MINI4.jpg

前後のショート・オーバーハングをはじめ、大径のホイールや高いウエストラインは、エンジンを切っていても動き出しそうなパワフルな表情を生んでいる。「MINI」ならではのゴーカート・フィーリングは50年目の新モデルにも受け継がれた。

 わずかに突出したリアエンドはクーペの証(あかし)。あえてリアシートを省いたおかげで、250リッターの大容量ラゲッジスペースが生まれた。遊び道具をたっぷり積み込みやすいように、テールゲートは上に大きく開く。ラゲッジスペースとパッセンジャーコンパートメントをつなぐスルーローディング機能を使えば、走行中でもラゲッジスペースに積んだ荷物を取り出せる。





MINI5.jpg


「MINI」一族の新顔は紛れもないスポーツカーだった。こんなうれしいニュースの次は、早く「日本でのデリバリー開始」という続報が聞きたい。まだ何のインフォメーションも出されていないが、コンセプトカーとして披露されたワゴンは後に「ミニ クラブマン」として街に出た。クーペもコンセプトカーで終わらないと信じたい。

by日経



Posted by のりのすけ at 10:46Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。